Pinterestの謎(ピンタレスト)


インターネットで、勝手に他人の画像をダウンロードして自分のサイトに公開してはならないという、いわゆる「著作権」という法律が日本には存在しているはずでした。

では、ピンする行為は問題ないのだろうか?

国内の見解で、ピンするだけなら問題ないと解説しているサイトもありますが、答えはグレーであると思っています。

保存方法のうち自身が著作さんを持つ作品をアップロードするのが問題ないのは容易にわかります。直接画像をアップロードする他、ウェブサイトにある画像をピンできる機能がピンタレストには存在するのです。

ピンするとPinterestに画像がキャッシュされている感じがします。

archive.org や 検索エンジンのキャッシュ保存と同じレベルでの存在感だと考えれば、違法性を主張することに無理があることに気付きます。

これが、キャッシュレベルの特性を持ったものでないと、単なるユーザーのファイル置き場として機能するようなサーバーであれば、保存して第三者がダウンロードできる状態する行為にあたり著作権侵害にあたるでしょう。

そこで、自分自身でブログにアップロードした画像をピンして検証してみました。

検証内容としては、画像のアップロードされたオリジナルのサイトから画像を削除した場合、ピンされている画像はどうなるのか?というものです。

結果、オリジナルサイトから画像を削除しても、ピンした画像は表示され続けるように見えました。
しかし、10分〜20分経過した頃、ピンした画像がピンタレストからもさっぱり消えたのでした。

これにより、ピンタレストがキャッシュレベルの特性を持ったものであることがわかりました。

もちろん、著作権の侵害をピンタレストに相談することはできますが、自身でWebサイトに公開している画像を他人がピンしたとしても、それを著作権違反と主張することは難しいと言えるでしょう。

むしろピンしてもらうと、オリジナルサイトへのリンクが付属しているので、ブロガー等にとってはピンされることのメリットもあります。
又、リンクが付属することを悪用し、詐欺サイトへの誘導にも使われているとのことなので、その点は注意しましょう。

これで、心置きなくウェブサイトの画像をピンできるようになりました。